2025.03.04
運搬作業の救世主
県内のとある事業で、ドローンを活用して苗木や肥料等の資材運搬を行いました。
林業では苗木や資材を現場まで運ぶとき、人が背負って運搬するのが今でも一般的です。
作業道がついていれば運搬用の林内作業車や高性能林業機械などの大型重機も入りますが、道なき道での運搬は機械化が難しい作業のひとつです。
急峻な山が多い日本では仕方がない部分でもあります。
ドローンはそんな運搬作業の救世主。
今回は水田の土手をベースにして、尾根のてっぺんまでドローンに運搬してもらいました。
ドローンの利点は、なんと言っても人間が動かなくてもいいところ!
写真ではそこまで距離がなさそうな今回の現場でも、いざ何十kgもある荷物を背負って登ってみると、人力だとなかなかの重労働です。
現場で作業することを考えると、人力運搬で体力を奪われないというのは非常に大きなメリットです。
ただ、寒風の中、じっと空を見上げているだけなのでこの時期はかなり寒いです。
動いて体を暖める方が良いという人もいるかもしれませんね。
いろんな業界で労働力不足や高齢化が問題となっていますが、林業も例外ではありません。
将来にわたって養父市、兵庫県の山を守っていけるよう、今後も省力化につながる取り組みを進めていきます。